「みんな表現者」の代表、織田(@artist_oda)だよー!
織田の海外での画家活動といえば、南米一人旅の際に絵を描いたのと、オーストラリアの路上での絵描き活動、ロンドン芸大へのプチ留学でしか海外活動ができてないけど
- 西洋では流れの中でのアートを楽しむ
- 日本は純粋な感情部分で楽しむ
と言う大きな違いがあって、
海外のアートの歴史から、日本と海外の考え方の違いと、
それぞれで社会に影響を与えるアートについて説明するよー!
▼参考:織田のオーストラリア画家旅情報はこちら
オーストラリア画家旅 カテゴリーの記事一覧 - パンダは地球を救う
- そもそもアートとは?
- 海外のアートの世界とは?
- 海外にはなかった日本のアートの例
- 海外のアートの考え方:ピカソとアンディ・ウォーホル
- 海外と日本ではアートの考え方は違う
- 海外ではアートを科学する、日本では個人別評価
- 日本は海外で影響力を持ったアートの逆輸入?
- 海外のデュシャンのアートを日本ナイズして考える
- 文脈の乗せて「楽しむ海外」と深掘りする「オタク文化の日本」
- 海外の世界遺産から見るアートの共通性
- 現代の日本のアートと、これからのアートの可能性
- 最後に:アートとは?
- アートの議論や相談もOK!織田の LINE@
- アートの議論もできるし、毎月ゆるい飲み会もあるオンラインサロン「みんな表現者」の詳細はこちら!
そもそもアートとは?
アートは人を感動させるものであるとすれば
— 織田 尭@芸術起業家 (@Artist_ODA) 2017年10月16日
アートは社会や人と接点を持つ必要がある
そのために
・外部環境や社会状況を知る
・届いてない所に届ける
・届いて欲しい人に届ける
が大事で
でもと同時に、
社会への迎合ではなく
・自分自信の表現
・純粋
である必要がある!
海外のアートの世界とは?
・アートって究極「誰が美の基準を変えるのか」という世界
— 織田 尭@芸術起業家 (@Artist_ODA) 2017年10月14日
・「世界で戦った方がいいよ、日本はアートの理解はないし、新しいことを評価する国じゃないから」by村上隆
・グローバルになった瞬間、みんなが「すごい」って言ってくれたby猪子さんhttps://t.co/Q8ou3X1viB
海外にはなかった日本のアートの例
例えば、雨を線で描くと言う発想自体がある時期にとってはすごく斬新なもの!
今でこそ「雨」を線で描くことは多いけど
— 織田 尭@芸術起業家 (@Artist_ODA) 2017年10月16日
それまで西洋では雨自体を描くことはなく、濡れた地面などで表現してて
江戸時代に日本人が初めて雨を線で描いたのは、当時とても画期的だった
アートはものの「見え方」を変えてくれる
ピカソのキュビズムも、現実の見え方を変えてくれた
海外のアートの考え方:ピカソとアンディ・ウォーホル
ピカソがアート界に与えた影響は
ピカソがキュビズムを描いた背景にはカメラの普及と印刷技術の向上がある
— 織田 尭@芸術起業家 (@Artist_ODA) 2017年10月16日
これまで重要視されてた「現実に近いもの」は写真と印刷で事足りるし、低コスト化した
そこで、写真には撮れないものとして、人による「見え方」として
現実を超えたキュビズムという見え方を提案した
アンディ・ウォーホルというアメリカやアーティストがアートで与えた影響は
アンディ・ウォーホルの
— 織田 尭@芸術起業家 (@Artist_ODA) 2017年10月16日
マリリンモンローの絵とトマト缶の絵の背景には
産業革命がある
当時ルイヴィトンでも、産業的ではなく、オーダーメイドを作ってたけど
ウォーホルはモンローというセックスシンボルと、庶民的なトマト缶を並列のものとし、
「量産でもかっこいい」という概念を提供
この二人は、
ぶっ飛ぼうと思えばもっとぶっ飛べるだろうし、もしかしたらぶっ飛び過ぎてて理解されなかった、社会で言う"失敗作"もたくさん出してるはず!
ただ彼らのすごいのは、そのぶっ飛んだ思想のアートを、
環境を配慮した形で社会に沿わせて、
人々が理解できるまで説明して、届けたことにあると思うんだ!
ピカソやウォーホルの例にもあるように
— 織田 尭@芸術起業家 (@Artist_ODA) 2017年10月16日
・社会の環境
・その社会に生きる人々の感情や心
・時代の次を提案する概念や思想
に加え、
届けるための綿密な計画や仕掛け
がた あるアーティストが次の時代を創る
現代に当てはめて考えていき、そこに自分の表現で提案したい!
海外と日本ではアートの考え方は違う
日本人アーティストのアート作品で、
日本で売れてから海外に行くケースは画家界ではすごく希!
むしろ、大物に関しては大概海外で売れた後に日本で評価される
その理由は、詳しくは後で説明するけど、
一番の理由は「学問としての評価基準がないから」だと思うんだ!
みんな各々の良し悪し判断をするが故に、個人的に高い値段で買うことはあっても、
社会全体で評価されるということをする判断基準が日本にはない!
日本でキュビズムをやることは、海外でキュビズムをやるのと違う
— 織田 尭@芸術起業家 (@Artist_ODA) 2017年10月17日
日本で日本画を書くのと海外で日本画を描くのも、全くものが違う
どこで何をするかはすごく大事
同じものでも違うものになる
西洋美術で戦うには、それ相応のルールがあり
— 織田 尭@芸術起業家 (@Artist_ODA) 2017年10月17日
・なぜピカソがキュビズムを描いたのか
・なぜ便器にサインをしたらアートなのか
の理由や
これまでに何があって何が新しいか
を知らないと
新しいものを提案できない
ただ、それは社会への迎合ではなく、自己発信からの提案でないといけない
日本には、西洋のアートの概念が入り、日本画は独自の深掘りを続けている
— 織田 尭@芸術起業家 (@Artist_ODA) 2017年10月17日
西洋のルールとは全く違う方向で進んでいるし、社会自体も割とガラパコス
でも、だからこそ、世界にはない奥深さや
「そんなところ深掘りしてたの!?」みたいな純粋性とアートがある!
もっと世界に飛び出したいね!
ピカソの凄さは絵の才能だけじゃなく、「お金」を熟知してたところや、絵の「本当の価値」を知っていたところにある!
▼そんなピカソの知恵について解説している本はこちら!超オススメ!
海外ではアートを科学する、日本では個人別評価
例えば物理学においてもそうだけど、学問の世界だと、ある新しい概念が世に出たとしても、それがこれまでの研究結果に対してどうすごくて、それが実験で示せるかどうかがこと「学問」においては大事で、それがないと社会に説明ができない!
アートに関しても似てて、
新しい概念がこれまでのアートと何が違ってて、どう違ってて、どういう流れでそこに行き着いたのかみたいのが見える化しないと、社会全体に影響を与えるほどは広がらない
ピカソの絵やデュシャンは便器は
— 織田 尭@芸術起業家 (@Artist_ODA) 2017年10月17日
"これまでにない概念"
を見るものであって
"鑑賞して楽しむ"ものではない
それこそ、それを知らずに
"鑑賞するもの"として
ピカソやデュシャンの便器を眺めて
"美しい"
と言った場合は
その光景こそ逆に純粋で
アートかもしれないね!
日本は海外で影響力を持ったアートの逆輸入?
北野武さんに関して言うと、風雲たけし城や映画監督としての評価で、ヴェネチア国際映画祭で賞を受賞など、海外で評価されてから日本で評価されたり、
ルイヴィトンとコラボしたり、1億円でアート作品が売れている村上隆さんも、海外で評価されてから日本に来てるよね!
そして彼らは両方「まずアーティストは海外に行った方がいいよ」と言ってるよ!^^
▼織田の人生を変えた、画家になるきっかけをくれた芸術家全員が読んで欲しい村上隆さんの本
海外のデュシャンのアートを日本ナイズして考える
デュシャンは便器にサインをして、それがアートになった
— 織田 尭@芸術起業家 (@Artist_ODA) 2017年10月17日
でもそれって実は
"この岩には神様がいるから触っちゃダメよ"
みたいな、日本の各地域や文化にある八百万の神の思想にも似てる
ただの岩と言えばただの岩なのに
大事や岩というから大事な岩になる
アートってすごく自由だよね
文脈の乗せて「楽しむ海外」と深掘りする「オタク文化の日本」
こうしてみていくと、アートの楽しみ方として
- 海外は学問として、過去からの経緯とその文脈を元にアートを楽しんでいる
- 日本はオタク的に突き詰めることでアートを楽しんでいる
という、アートの楽しみ方は違うんだね!
そして海外にはアートの判断をするための指標がある(過去になかったもの)のに比べて、日本はとにかく他と「比較」とかせず、ただ没入する傾向があるね!^^
本当に資本主義を生んだ西洋と、島国で突き詰める文化がある日本の特色がアートにも出てるね!^^みんな違ってみんないい!
海外の世界遺産から見るアートの共通性
ピラミッドってすごい
— 織田 尭@芸術起業家 (@Artist_ODA) 2017年10月17日
ラムセス2世とかクフ王とかって、どんな人なのかもよく知らないし
顔すらもよくわからない
いい人だったのかもわからないのに
その墓を世界中から人々が見にきて
エジプト人を食わしてる
歴史的王も世界遺産ってすごいし、圧倒的だよね!
現代の日本のアートと、これからのアートの可能性
こういった違いがある海外と日本のアートだけど、
日本のアートは「突き詰める」からこそ、海外にはできないことがあると思うし、だからこそ人工知能が対応しても、人工知能にはさせないような「一見無駄なこと」すらも突き詰めることで、人間ならではのアートになるんじゃないかな?
と織田は思うんだ!
アートで世界を変える上で、世に対する思想を持つ
— 織田 尭@芸術起業家 (@Artist_ODA) 2017年10月16日
その際に社会環境から考える
・人工知能
・AR,VR,MR(拡張、仮装、複合現実)
・ドローン、自動運転
・ロボット
・仮想通貨、ブロックチェーン
・シェアリング
が大きな流れで
そこで人間ならではのアートは
温かみ、無駄、遊び
ここ最近、社会に対するアートについてつぶやいてるけど、
— 織田 尭@芸術起業家 (@Artist_ODA) 2017年10月17日
アートが感動をうんだり、人々に刺さるには
その人たちがいる群、情報、場所に飛び込んで、その環境を浴びるのが早い
そうすることで
あー、この場所で今ないものはこれで、新しいものはこれだよね
がわかる
どんな地位になっても常にフラットで自由なアーティスト北野武さん
北野武さんが持つ芸術性と自由
— 織田 尭@芸術起業家 (@Artist_ODA) 2017年10月17日
・ヴェネチア国際映画祭のグランプリを獲った直後にブリーフ一丁でテレビに出演する選択肢と環境がある
・映画、お笑い、タップダンス、絵、枠に囚われない表現者である
・風雲たけし城は海外でも知らない人は少ない
全て海外に通じて常にフラット
宝くじ売り場におじいさんやおばあさんの列がある中に
— 織田 尭@芸術起業家 (@Artist_ODA) 2017年10月17日
緑のトサカ頭のパンクロッカーが並んでる
パンクが宝くじを買うこと
環境に対する違和感
みたいなとこを気付かずに、純粋に列に並ぶパンクロッカー
パンク頭なのに3億円真面目に欲しい
その純粋性が、なんともアート#北野武
最後に:アートとは?
なぜアーティストは純粋か?
— 織田 尭@芸術起業家 (@Artist_ODA) 2017年10月17日
それは、アートは純粋性を失うとアートじゃないことが多いから
アートに、結果やスケベ心が入り込んだら、それはアートじゃないことが多い
ただ、そのスケベ心を凌駕する計画性や新しい概念の提供は時にアートになって、
それがウォーホルのしたこと
織田が犬を描くのは、人より圧倒的に純粋で、無垢だから
— 織田 尭@芸術起業家 (@Artist_ODA) 2017年10月17日
そういった雑念や濁りのなさに、織田は芸術を感じてて
それを
これまでにないもの
として、今度はどうやって社会の文脈に載せるかを考えたい
例えば1キロの直径があるパンツがあれば、多分それはアートになる
— 織田 尭@芸術起業家 (@Artist_ODA) 2017年10月17日
それを作るのには大変な労力と思想が必要
そういった純粋性はアートになり得ると思う
非現実だけがアートか?
— 織田 尭@芸術起業家 (@Artist_ODA) 2017年10月17日
と聞かれるとそうではない
劇にしても
"はは!今からお前の心臓を撃ち抜いてやる!"
と言って銃を撃つのと
何も言わずズドンと撃つ
のだと
後者の方が恐ろしいという感動を生む度合いは大きい
非現実的ではなく
逆にすごくリアル
それもアートになりえる
織田が思う、今後の「人間らしい」アート
電車で座ってて
— 織田 尭@芸術起業家 (@Artist_ODA) 2017年10月17日
くしゃみが出そうだったから
😩
って顔をしたら
くしゃみが止まって
前の人からしたら
😩→😐
"急に変顔した直後に真顔になったやつ"
みたいになる
そんな仕掛けを世の中にたくさん仕掛けたり
見つけたりしていきたい
アートの議論や相談もOK!織田の LINE@
アートの議論もできるし、毎月ゆるい飲み会もあるオンラインサロン「みんな表現者」の詳細はこちら!