10日間毎日10時間30分座って瞑想をして
誰とも目を合わせず
声も出さず、本も禁止、ペンや紙での書物も禁止
4時に起きて9時に寝ると言うヴィパッサナー瞑想体験談の第三弾!
雑念が止まらなかった織田は、5日目以降、果たして雑念を消して無事瞑想を成功させることができたのでしょうか!?
今回はシリアスな、織田のこれまでと、オーストラリア絵描き旅での経験も織り交ぜた話になってるよ!
4日までの体験談
▼ヴィパッサナー瞑想1-3日目:雑念だらけで武蔵召喚
画家のヴィパッサナー瞑想、雑念まるだし体験談(1日〜3日目) - パンダは地球を救う
▼ヴィパッサナー瞑想4日目:ピン子が暴れ出す
画家のヴィパッサナー瞑想:雑念まるだし体験談(4日目) - パンダは地球を救う
- ヴィパッサナー瞑想5日目:トラウマが雑念として現れる
- 会社を辞める際にできた年末のトラウマ
- 織田が会社を辞めてオーストラリア絵描き旅に出た理由
- オーストラリア絵描き旅で無力さを知る
- でも旅中、年末のトラウマは消えない
- トラウマはただの「痛み」だった
- ヴィパッサナー5日目の最後:足が玉ねぎに見える
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ヴィパッサナー瞑想5日目:トラウマが雑念として現れる
この日は前日のピンコような悪魔は現れず、好調!
この日から1時間の瞑想の際には全く動かずにいれるようになった!
ずっと座っていて起きる足の痛みも、やっぱりアニッチャー(諸行無常、いずれはなくなる)だった!我慢して、しかも反応しないように、深呼吸のような形で呼吸を整えたらアニッチャーした!
「痛みってなくなるんだー!」
という発見は清々しかったね!
ヴィパッサナー瞑想でトラウマと向き合う
実は5日目の昼の瞑想でトラウマが雑念として出てきた!
雑念だから取り払いたいけど、どうしてもそれを取り払いたかったから思考で向き合ってしまった、
でもこれが今回のヴィパッサナー瞑想で一番の収穫!
会社を辞める際にできた年末のトラウマ
実は2016年末に会社を辞めて、クラファンで支援してもらいながらオーストラリア画家旅に妻と出たんだけど
その直前、
ある人から面と向かってものすごい勢いで罵倒をされたんだ!
詳しい内容な避けるけど、
- 会社を辞めるという責任感の無い選択
- 妻の父親(女の子の父親)がどれほど心配するのかあなたはわかってない
という内容で様々な言葉を浴びせられた。
織田はその人のこともよく知らないし、その人は織田がどういう意図で仕事を辞めてオーストラリアに行く決意をしたかは知らない。
その罵倒をされた時、相手が感情的になっている中で織田の説明が長くなっても伝わらないと思い、工夫して話したが受け入れられなかったし、否定されまくった。
(今はわかるが、その人も過去の思いなどでついカッとなってしまったんだと思う)
そんなに気にしないで流そうとした者の、やはり面と向かって数時間にわたって罵倒を浴びると、さすがに応えたみたい!
その日の晩
織田は普段よく寝言を言うんだけど、
妻曰く
「やったーーー!」
「すげーーー!」
「美味しいーーー!」
という超絶ポジティブな寝言ばかりいうらしいんだけど
その日は
「うわあああああああああ」
スーパーうなされてたらしい
織田が会社を辞めてオーストラリア絵描き旅に出た理由
読者さんの中でも織田がなんで世帯年収1000万円を捨ててまで、会社を辞めてクラファンをしてオーストラリアに行ったか詳しく知らない人も多いと思う!
織田としては会社を辞めることも、旅に出ることも、
自分と妻、そして周りの人々が一番幸せになるための道だと思って旅に出ることを決めたし、だからこそクラウドファンディングで72名もの方にご支援頂くこともできた。(みなさんいつも本当にありがとう)
一見自分勝手に"ただ旅がしたい"ように見えても、
・「結婚してもやりたいことをできる」と言う前例となって結婚を悩んでる誰かの後押しできる存在になる
・画家として海外で活動することで、今後海外に行きたい画家さんの前例としてサポートする
という思いを持って旅に出たんだ!
そして旅中も「年末起きたトラウマについては考えないでおこう、自分にはちゃんと理由があるから後で必ずわかってもらえる」
と思いながら旅に出た!
オーストラリア絵描き旅で無力さを知る
クラウドファンディングによって得た資金だから、適当には使えなかったし、
その旅中、常にクラファンで支援してくれた人、さらにはクラファンを通してではなくても、織田のことを応援してくれてる人のことを考えて
自分はその人たちに何も恩返しができてない未熟さを感じた。
さらに、旅先でもお世話になってばかりで、人に恩返しする余裕もなかった。
(アルベルトさん)
旅先で会ったアルベルトさんというバイロンベイのアーツファクトリーという村の長のような方にも
"お前は、世界全員アーティスト化計画みたいなでかい夢を持ってるなら、旅人で、荷物がたくさんあって、慣れない環境に身を置きながらでも、人々に"与える"ことぐらいできないと、そんなでかい夢は叶えられない"
と言われて、ずしっときた
"Travelers should give"
その通りだし本当に旅人だからと甘えていた!
そのアルベルトさんにお返しをするために"絵でお返しを!"といっても
アルベルトさんには"特に絵は必要ない"と言われ、
自分のgiveがいかに自分本位かにも気付かされた
そして愛する妻にも迷惑をたくさんかけておきながら恩返しができてない未熟さも感じながら
ずっと旅を続けてきたんだ!
おかげでめちゃくちゃ精神的にも成長したし、それまでプチ天狗だった鼻も折られまくるし、
"自分のため"に何かをするのではなく"みんなのために""みんなと一緒に"何かをするようなパサー(パスを出す人)でありたいと思えるようになったし、
「自分はみんなのおかげで存在している」ということに気づくことができた。
旅のおかげで、夫婦で日々今後の人生について毎日のように向き合うこともできた。
でも旅中、年末のトラウマは消えない
そうやって旅をする間も、旅を終えても、ずっと年末のトラウマは消えなかった
事あるごとに
「なんであの時あんなに高圧的に当たられたんだろう」
ということが頭に浮かんだ。
オーストラリアでは、自分のリズムを作るために
毎朝神社の祝詞を唱えながら、
人生でご縁のあった人たちが楽しそうにしている顔を思い浮かべる
という瞑想を30分ほど毎日続けていた。
その時もそのトラウマの原因となった人の笑顔すらも思い浮かべるようにしていたし、自分の、人を許す器が平和に繋がると信じて行動したし
織田の中では「あの人にはあの人の考えがある」と頭ではわかっていながらも
わかるとできるは違って、
仕返しは戦争の論理だとわかってはいるのに
「あの人に次あったらこうやって言い返す」
ということをつい考えてしまった。
トラウマはただの「痛み」だった
そのトラウマが5日目の昼にヴィパッサナー瞑想中にも表れた。
面白かったのが、その時は、前日に消えた足の痛みが復活して、倍増してた。
でもその日は瞑想自体の調子が良かった(すぐに集中して動かない精神状態になれた)のもあって
足も痛いし、トラウマも鮮明に思い出すけど、
この日はその人に言い返すことは考えなかった!
そして、その瞑想中に
「その人から罵倒を浴びたのはたったの1度なのに、自分の中で何回も再生してしまっていた。」
ということに気づいたし、その人は織田がしている行いが"間違い"と思う何かしらの理由があって、その理由というのはその人が過去に感じた"痛み"なんだということがわかったんだ!
その人のことも織田は正直全然知らないけど、強いエネルギーには理由があって、人間はみんな生きてるということを改めて瞑想で感じることができたんだ!
そしてそれをニュートラルに捉えて、
体の痛みも、
心の痛みも
全てニュートラルに、
反応せず「ただ観察」し続けたら、アニッチャーした!(諸行無常で消えた)
今までそのトラウマのことも、その人のことも、頭でわかってたけど、
いざ痛みという感覚を伴ってアニッチャーすると
「体感」として平静を保つことができるというのがわかった
これが一番この瞑想で大きな収穫だった!
そして今度その方に会った際には、
二人で冷静になって
その人の人生のこともちゃんと聞かせてもらいたいし、
全て受け入れたい。
ヴィパッサナー5日目の最後:足が玉ねぎに見える
そんな織田にとってとても大きな収穫があったヴィパッサナー瞑想の5日目!そのあとは比較的瞑想そのものに集中し続けられた!^^
全身に神経を通わせるんだけど、
面白いことに、身体中神経を通す際も、苦手な場所ってあるんだよね!
織田の場合は背中と左肩!
テニスをしてたから右のほうが圧倒的に神経が通りやすくて、あとは見えない背中の部分は神経を通すのが難しかった!
そして、基本的に神経を通す時は織田は「その部分を視覚的にイメージする」とその部分がピリピリって神経が通る感覚が起きるんだ!
そして次第に左肩や背中も神経を通せるように意識できたんだけど、その時は血の流れを感じると魚のようなイメージが出てきて
肌の表面がピリリと感じる時は虫のイメージが出たりしたんだ!
そんな中、足に意識を集中させたある日なぜか足に玉ねぎが入っているイメージが湧いたんだ!
ん?なんで玉ねぎなんだ?
と思った瞬間前々日のある光景が出てきた
脳が笑わせに来たーーーー!
ということで雑念スタート
「なんで?誰とも目も合わせられないこの瞑想でなんで笑わせに来るの?
てか、自分の脳→自分に対して笑かせにくる構図って何?
自演乙すぎない?
てか共有したすぎて腹立つレベルなんですけど?」
そんな感じで素晴らしい収穫を得て5日目終了!
期間中人と目も合わせられないし、話すこともできないし、スマホもないから
— オダッチ(織田 尭)@芸術家 (@Artist_ODA) 2017年7月29日
虫観察したり木を観察してたら
5日ぐらいあたりからカエルとかバッタが簡単に手に乗るようになるという
あからさまな仙人感が出た
ちなみにカエルの名前はゴエンカくん#ヴィパッサナー瞑想
今回は前回と打って変わって割とシリアス目な内容 だったけど、
次回はヴィパッサナー瞑想の6からラストまでを
笑えるエピソードモリモリで書くので、
また、見てくれよな☆
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